2020年7月11日23:00~
ISUスケーティング・アワード2020が開催され、羽生結弦選手が映えある第1回最優秀選手賞を受賞しました!
羽生結弦選手は、他にノミネートされていた衣装部門と2部門で、リモートによってLIVE出演。
2部門ごとに、英語で、ノミネートされた喜びと2019-2020シーズンの感想を語り、
その後、最優秀選手賞を受賞した際、喜びをスピーチしました。
日本のファンに向けて、日本語でメッセージも送りましたよ!
羽生結弦選手と、その他の受賞者のインタビューをまとめましたので、見ていきましょう。動画もありますよ。
見逃した方は、↓こちらをどうぞ。
最優秀選手賞は羽生結弦選手!
3名のノミネート者の中から、見事、最優秀選手に輝いたのは、羽生結弦選手です!
ISUアワード2020授賞式の最中、羽生結弦選手が登場したのは、ノミネートされていた衣装部門と最優秀選手部門。
↑髪型も決め、黒のスーツにノーネクタイ姿でリモート登場した羽生結弦選手は、ホスト役のホワイト夫妻の質問に、終始、英語で答えていました。
カナダ生活が長い羽生結弦選手なので、英語がペラペラなのは当然かもしれませんが、かっこよかったですね。
羽生結弦選手のインタビュー/衣装部門ノミネート
羽生結弦選手の衣装の詳細と、ノミネートされた感想を見てみましょう。
羽生結弦選手/ノミネート衣装について
まず、対象となった羽生結弦選手の衣装ですが、これは、FS「Origin」(GPシリーズ2019)の演技のものです。
↓羽生結弦選手のFS「Origin」衣装画像
衣装デザイナーは、伊藤聡美さん。
羽生結弦選手の衣装を数多く手掛けています。
授賞式中、ノミネート衣装の紹介時、衣装の詳細がナレーションされました。
80個のハンドカットの輝く石と、2,000個以上のスワロフスキーの小さな石が、ちりばめられていると紹介された。
日刊スポーツ「羽生がリモート出席「名誉」最優秀衣装賞ノミネート」より
衣装の重さが(620グラムと、5年前の850グラムから)軽量化されたことも明かされた。
2,000個のスワロフスキー、ってすごすぎませんか。
そりゃ重くなることでしょう。豪華すぎます!
値段はわかりませんが、高価そう。
羽生結弦選手のインタビュー/ノミネートへの感想
羽生結弦選手は、衣装部門ノミネートに対してインタビューに答えています。
「非常に名誉です。
日刊スポーツ「羽生がリモート出席「名誉」最優秀衣装賞ノミネート」より
すべてのテンションに対して、氷の上ではベストのパフォーマンスをしなければいけません。
私にとって、衣装は重要なツール。
プログラム、ストーリーを表現するために必要。
羽生結弦が、スケーターとして自分がどれだけユニークか見せるのにコスチュームは非常に大切で、これが結弦である、私であることをコスチュームで表現している」と笑顔で語った。
羽生結弦選手、「衣装で自分自身を表現している」と話していますね。
衣装はプログラムの世界観を表現するツールかと思っていましたが、何とも羽生結弦選手らしい考え方ですね。
羽生結弦選手にとって、衣装はとても重要だということがわかりました。
羽生結弦選手のインタビュー/最優秀選手賞
羽生結弦選手の、最優秀選手賞を受賞する前と後のインタビューを見てみましょう。
羽生結弦選手のインタビュー/最優秀選手賞(受賞前)
羽生結弦選手は、最優秀選手部門のノミネート者に対するインタビューに登場しました。
「個人的に、すべての人の目、そして声が私にとってはプレッシャーになりますし、人々の期待はプレッシャーになります。
日刊スポーツ「羽生が初代最優秀「望む結果を出したい」全コメント」より
それを克服するためには練習しかありません。
時には、自分を閉じてしまいたいと感じたくもなりますが、プレッシャーがあることで、強くなっていけると感じています。
大きな期待に応えて、それを超えるものを出していきたいと常に考えています。
きちんと応えていく。100%じゃなくて120%を出していく。
責任は非常に大きいですが、期待に応えて成功を収めた時の達成感は素晴らしいものです」
羽生結弦選手、いつも堂々とした演技を見せてくれていますが、その裏には大きなプレッシャーを感じているのですね。
「100%じゃなくて120%を出す」というところが、ストイックな羽生結弦選手らしくて頭が下がります。
羽生結弦選手のインタビュー/最優秀選手賞(受賞後)
ホスト役のホワイト夫妻より、受賞者の名前が呼ばれると、羽生結弦選手は、満面の笑みになり、次のようにスピーチしました。
「私たちはアスリートであり、競技をしています。
日刊スポーツ「羽生が初代最優秀「望む結果を出したい」全コメント」より
1人だけでは競技にはなりません。多くのアマチュアスケーターがいて競技は成り立っています。
スポーツの1つとして、毎日の中で私が思っているのは、より強く、よりうまくなろうということ。
今までよりも、1つでも多く、うまく強くなりたい。
スケーターとして頑張って、望む結果を出したいと思います。
ファン、コーチに対し、私に期待するものをかなえたい」
スケーターとして、多くの輝かしい実績とキャリアがあっても、今もなお、上を目指す羽生結弦選手。向上心の塊ですね。
ホワイト夫妻より、「次世代の成功したいスケーターへのアドバイス」を求められると、
「すべてのスケーターは、誰もが表現できると思います。
日刊スポーツ「羽生が初代最優秀「望む結果を出したい」全コメント」より
もちろん違いはありますし、いいアドバイスができるか分かりませんが、フィギュアスケーターとして皆さんに、いい影響を与えられればと思っています」
最後に、ホワイト夫妻より、「日本で表彰式を視聴していたファンへ、日本語でのメッセージ」を求められると、羽生結弦選手は、穏やかな声で日本語のメッセージを送りました。
「ここまで見てくださり、ありがとうございました。
日刊スポーツ「羽生が初代最優秀「望む結果を出したい」全コメント」より
皆さんのおかげで、こうやってスケートができていること、そして自分が追い求めるスケートができていることが本当に幸せです。
いつも応援ありがとうございます。
そしてこれからも一生懸命、自分の理想のスケートを追い求めて頑張っていきます。どうか応援よろしくお願いします」
それまで英語で語っていた羽生結弦選手。
「世界の羽生結弦なんだな」「英語で対応、かっこいいな」と思いつつも、羽生結弦選手から日本語のメッセージが聞きたいな、とファンは思っていたはず。
羽生結弦選手が日本語で話し始めた途端、私達の知っている羽生結弦選手に戻ったようで嬉しかったですね。
羽生結弦選手のコメント/授賞式後
アワード授賞式後、最優秀選手賞を受賞したことに対して、羽生結弦選手のコメントが届いています。
受賞の喜びと感謝の気持ちを現すと同時に、
今現在、世界で起こっているコロナウイルス感染、日本で起こった豪雨災害についての配慮が述べられています。
最優秀選手賞にふさわしいアスリート、羽生結弦選手です。
全7部門の受賞者/受賞者のコメント
最優秀選手賞ほか、全7部門の受賞者です。
- 最優秀選手賞
(Most Valuable Skater)
羽生結弦(日本) - 最優秀衣装賞
(Best Costume)
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ)*FD - 最優秀プログラム賞
(Most Entertaining Program)
ガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン(フランス)
*RD/アイスダンス - 最優秀新人賞
(Best Newcomer)
*シニアデビューの選手が対象
アリョーナ・コストルナヤ(ロシア) - 最優秀振付師賞
(Best Choreographer)
シェイ=リーン・ボーン(カナダ) - 最優秀コーチ賞
(Best Coach)
エテリ・トゥトベリーゼ(ロシア) - 生涯功労賞
(Lifetime Achievement Award)
カート・ブラウニング(カナダ)
受賞者の喜びのコメントが届いています。
個人的には、大賛成だったのですが、開催については賛否両論あったようですね。
ですが、こうして、ノミネート者/受賞者の喜びのコメントを聞いていると、開催してよかったんじゃないかな、って思いませんか。
リンク以外の、選手や関係者の生の姿や声が聞けたのも、とても新鮮で楽しかったですよね!
ホスト役のホワイト夫妻が、最後に「See you next year」と締めくくっていましたから、第2回ISUスケーティング・アワード2021も行われる予定ですね!