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【フィギュアのジャンプ】成長期に跳べなくなる女子と跳べる男子の理由

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こんな疑問を持ったことはありませんか?

女子選手は、成長期の体型変化により、これまでのようにはジャンプが跳べなくなると言われているのに、男子選手は、体型変化による影響を、そこまで難題視されません。

実際、女子選手ほど影響がないように思えます。

体が成長し、体型が変化するのは、女子選手も男子選手も同じなのに・・どうしてなのでしょうか・・

疑問を解決するべく、調べてみました!

身長が伸び、ジャンプの軸が変わる

まず、体型が変化することでジャンプに影響が出る理由に「身長が伸びること」が挙げられます。

背が伸びると、ジャンプのバランスをとる軸が変わってきます。
これは男女に限らず、成長期の選手全体に言えることです。

実際、成長期に、ジャンプに影響が出たという男子選手の話も耳にします。

ですが、なぜか女子選手ほどジャンプに苦しみ、スランプにまで陥った、という話は聞かれないような気がします。

いったいなぜなのでしょうか?
男子選手と女子選手の間に、何の違いがあるのでしょうか?

違いは、筋肉のつき方と脂肪

日本経済新聞に、次のような記事の掲載がありましたので、ご紹介します。

「小学校6年生くらいから、17、18歳は女子の体形変化の時期。男子も体形は変わるが、女子は貯蔵脂肪が男子より9~12%多くつく」と、国立スポーツ科学センタースポーツ医学研究部副主任研究員で内科医の土肥美智子さんは語る。

女子は男子より脂肪が増えるのに、筋力は男子ほど増えない。成長期の体重増は自然だが、フィギュアや体操など芸術性採点競技の選手にとって、ある程度の域を超えないようにコントロールする必要がある。

日本経済新聞「フィギュア・体操…17歳は女子選手にとり「魔の年齢」か」抜粋

この記事を見ると、成長期において女子選手にあるスランプが、男子選手にあまり見られない理由は、

「女子は、男子に比べて脂肪が多く付くのに、その反面、筋力は男子ほど増えない。」ことが理由として推測できますね。

「女子選手はジャンプを跳びづらくなるのに、男子選手はさほど影響を受けていない印象」は、体型の変化における男女の違いにあったのですね。

しかも、男子選手のジャンプは、女子選手に比べてダイナミックなジャンプが多いので、身長の伸びによる影響があったとしても、筋肉がより付くことでジャンプが向上するという一面も考えられます。

こうして考えると、成長期におけるジャンプは、男子選手より女子選手の方が苦労する、ということですね。

もちろん、成長期において女子選手がジャンプを跳びづらくなる理由は、他にも考えられるでしょうし、個人差もあるでしょう。

これは、あくまで「成長期における体型の変化」に特化した「男子と女子の違い」という観点からのみの見解です。

成長期をうまく乗り越える

フィギュアスケートは、見た目の優雅な動きからは想像できないほどの、体力を使う激しいスポーツです。

その上、体型の維持を求められるという、女子選手にとっては悩ましく厳しい側面があります。

女子選手にとって、成長期はスケーターとして難しい時期になるかもしれません。

しかし、うまく乗り越え、活躍した選手もいます。

例えば、浅田真央さん、キム・ヨナさんは、シニアデビューした15歳から、ずっと第一線で活躍し続けました。

17歳の時、真央さんは世界選手権で優勝。
ヨナさんはGPファイナルで優勝。

18歳では、真央さんはGPファイナル優勝。
ヨナさんは世界選手権で優勝。

この頃、主要な国際大会のほとんどで、
真央さんとヨナさんが表彰台に昇らないことはありませんでした。

これから成長期を迎える女子選手には、なんとかうまく乗り越えてほしい!ですね。

応援したいです!